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  ありがとう、ココちゃん [ペット]

ココが寝込んでから毎日少しづつ書いていました。


23日の夜は2階まで上がって来ていたのに。

24日は朝から食事をねだっても口には入れない。

午後、病院へ。

病院から帰宅後、今日初めてのおしっこが出る。

夜、横になったまま起き上がって来なくなった。

玄関のたたきに寝たままなので
他に移したがどうしても玄関に戻ろうとするので下にタオルを敷いた。

 ココは娘の勤めている病院で診てもらっていた。
「診て」と言ってもたいした病気などしていないから健康診断とか。

 

半年前の検査では異常なし。
多少心臓の肥大はみえるもの悪い症状はなかった。

娘の勤めていた病院は家から少し遠いので
緊急を要する時に少し不安があった。

うちの近所に車で10分以内で行ける病院が5つある。

一つは若い先生ではなこの皮膚病でお世話になったけれど
皮膚病は治らずで娘の勤めている病院で診てもらうようになった。

この先生はとっても良い先生だけど
獣医師としての経験がまだ足りないところもあって

今回のココちゃんを診てもらうのは少し不安だった。

あとの2つは問題外。

残りの2つでより家に近く、昔診てもらっていた病院に連れて行った。

だけど運悪く診て貰った翌日は休診日だった。
「翌日は休みなのでこれを渡しておきます」と渡された流動食と注射器。
でも、口も開けられないココに流動食を食べさせる事は出来なかった。

夕方になり、ココの状態に焦りだした私は残っていた病院へ連れて行くことにした。
ここの病院だけは初めてだった。

ココの状態と年齢を診て先生は
入院はしない。
するとしても半日、点滴が終わったら家に帰る。
無理な延命治療はしない。
なるべく苦しくないようにする。と話した。

無理な延命治療は私たちも望んでいなかった。
いたずらに苦しめるのも嫌だった。

先生の言葉を聞いて
前日行った病院よりこちらの先生にお任せしたいと思った。

この先生はとても事務的に処置をする。
でもその合間の端々に温かさが見えてくる。

通いだして3日目の朝、診察開始時間より少し早めに病院に着くと
受付には今まで見たことのない人がいた。

「少しお待ちください」と言われ座って待っていると
先生が私を見つけ「緊急だよ」と受付に一言。

そして先生自ら診察室のドアを開けた。

そして事務的に処置を終えると

私の顔を見て
「大丈夫?疲れていない?泣いてばかりいるんじゃないの?」
「仕事は大丈夫なの?」

そしてココの鼻づらを撫でながら
「お前も頑張っているね・・・、だけど幸せだね」と言うと
「では・・・」と診察室を出て隣の診察室に入って行った。

先生が出て行ってもいつも同じ看護師さんが皮下点滴が終わるまでそばにいてくれ話をしてくれる。

初日に体温計を肛門に入れても何の反応もなかったのに
2日目からは足を突っぱねる。

看護師さんが笑う。
「イヤダのポーズしている」
私も一緒になって笑う。

「このまま復活アリエルカナ?」
「うちの病院でもごく稀に復活する子もいるのよ『化け猫ちゃん』といわれるの」
「昨晩、娘とも復活したら『化け猫だ』って話したばかりです」と笑う。

28日。
翌日の日曜は休診日。

先生なんて言うだろう・・・。

「明日は休みだからこれを・・・」とか言って何か渡されるのかな。
具合が悪かったら電話してください。って言うのかな。と、あれこれ考えていると

「明日、用事があるので出掛ける前だけど朝7時頃までに来れますか?
それか・・・」と時計を見ながら少し考えて
「4時頃なら戻れると思いますよ、戻ったら電話しましょうか」と言ってくれた。

あぁ・・・良かった。

 

29日。
ココの処置を終えると先生は「明日から7時45分ころ来れたらいらっしゃい」と言ってくれた。
私が毎日仕事に遅刻していることを心配してくれたのだった。

30日。
「先生、この子頑張りすぎていませんか?」と聞くと
「そうですね・・・、これだけ黄疸が強くなると難しいですね
点滴をやめて水分補給をしながら様子を見てると言う選択肢もあります。
ご家族と相談してみたらいかがですか」

 

夕方甜ちゃんを連れてフィライアの薬をもらいに病院へ行く。

甜ちゃんたちもここの病院に変えようと思ったからだ。

実は私が仕事から帰宅したとき驚く光景があった。

朝起きたときも頭の位置が反対になっていた。
「おかしいな・・・、寝る前に体位を変えたのかな?」と私自身も不思議だった。

でも寝たきりで動けないココが動くはずがないと思い
多分体位を変えたんだと思っていた。

「ただいま」と家に入るとダンナが「さっきからココが動いている」と言う。

見ると、上半身だけだけど
箱座りをしているじゃないか・・・。
「ココちゃん」と声をかけると振り向いた・・・。

下に敷いてあったタオルがおしっこで汚れていた。

おしりをきれいに拭いてタオルと変えた時横にしたらそのままになった。

この事を看護師さんに話すと目を丸くしてびっくりしていた。
「凄い・・・!」

ココは我が家でも病院でも
本当に凄い子だと言われている。

こんなに生命力があるからこそ長寿なんだ・・・。

 

ヒマラヤンの寿命は10年くらいで12~3年で長寿らしい。

ココを譲ってくれた人にも「大事に育ててくれてありがとう」と言われたのもつい最近。

 

ココは毎日ほとんど寝ている。
時々起きるけれど
声かけにも反応はないけれど
それでもおしっこは一日3回出ている。

やせ細った体なので
体位を変えるのは怖かったけれどそれも出来るようになった。

体温調整が大変だけどでも「生きている」ココの面倒を見ている。

私たちと一緒にくーちゃんやはなこを見送ったココ。

その度に後悔と懺悔で日々泣いていた私たちに
ココはそれがないように・・・と頑張ってくれているんじゃないか・・・とふと思う。

あっぱれココちゃん、あなたは強いよ、素敵だよ。 

 

31日。

ココが起き上がれなくなってから丁度一週間。

朝、病院に連れていく時抱っこの仕方が悪かったのか
ココに「ニャオン」と叱られる・・・。

今日のココは一日中眠ったままだ。

おしっこも出ない。

おしっこが出なくなったら、もう奇跡の復活は無理だろうと思い始めた。

体を温めても体温は上がって来ず手足は冷たい。

 

午後11時45分
咳きこむ。

でも最近時々見られる軽い痙攣かと思った。

撫でながらココの名前を呼び続けた。

痙攣も治まりまた穏やかに眠りについたと思いながら
ココのおなかを見たらココのおなかは動いていなかった。

ココちゃん、頑張ったね。
だからもう頑張らなくて良いよ。

ありがとう、ココちゃん。

 

あっぱれな人生(にゃん生)でした。 


悲しいけれど
寂しいけれど

でも、ココが頑張ってくれたおかげで
はなこを亡くしたときのような後悔は一切ありません。


ココの世話をしているうちに覚悟が出来て来ました。
診察室で先生や看護師さんとお話していても涙ぐむことがだんだんなくなって来ました。

それも全てココのおかげです。

先生も看護師さんもココの強さに驚いていました。

ココがここまで頑張ってくれたんだから
私たちが泣き続けることはココに申し訳ないという気持ちさえなっています。

 

そしてH動物病院の先生、看護師さんありがとうございました。

何日目からでしょうか。
診察室に入って来る私の表情を先生がとても気にして下さっているのにも
気がつきました。

処置が終わると意識があるかないかのココの鼻づらや頭を必ず撫でてくれました。

 

そして言葉こそ少ないのですが
ココの頑張りを褒めたたえ、私たち家族のことを気にしてくださっていました。

 

先生に最後まで診ていただいたおかげでココは穏やかに旅立ちました。

 

そして私たち家族からココちゃんへ

ありがとう、ココちゃん。

 

先日送ってもらった生後1か月くらいのココの写真


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コメント 14

キン太

mayumiさん、御無沙汰しています。
sekiです。

ココちゃん、頑張ったんだね。
mayumiさんに撫でてもらいながら、ココちゃんも安心して旅立ったんだね。
ココちゃん、mayumiさん、お疲れ様でした。

ココちゃんの、御冥福をお祈りします。
by キン太 (2007-08-02 09:44) 

ココちゃん、mayumiさんお疲れ様でした。
考えてみるとやはり「天寿」ということなんだと思いますね。
長い短いということも含めて「天寿」なんです。
by (2007-08-02 11:28) 

ゆう

ココちゃんが、虹の橋を渡ってからのお小遣い代わりにナイスです。
肉体的な接触をすることは、もうココちゃんとはできないかもしれないけど、でも、ずーっとずーっと結びついたままだから、ココちゃんも虹の橋を
渡った後だって、寂しくないですね!
私はいつも口だけだけど、でも、mayumiさんたちが泣いている姿をココちゃんもあんまり見たくないはずだから、ほっとしてるかもしれませんね。
家族みんなに、「ココちゃんはすごい!」って言われたことは、ココちゃん、きっとくすぐったくなるくらい、うれしいね。
by ゆう (2007-08-02 11:32) 

もも

ココちゃん、なんて偉い子なんでしょう。
mayumiさんたち家族が十分最後までお世話してあげられるように頑張ってたのね。一番大御所で家族を見守ってくれていたココちゃんらしい最期の時間だったような気がします。きっとココちゃん自身もまだまだmayumiさんとの時間を過ごしたくて、もっともっと、もう少しもう少し、あとちょっとあとちょっと…って思って生命力を見せてくれたんだと思う。自慢の子だね。十分その時点で化け猫さんです。あっぱれナイスを送りますね。
by もも (2007-08-02 16:24) 

cinnamon

こんにちは ご無沙汰しています。
ココちゃんお疲れ様でした。mayumiさんもご家族もお疲れ様でした。
読んでて泣けてきちゃって…  
命はいつか終わるんだって思うけど、切ないですよね。
いい病院の先生に診てもらってよかったですね。
mayumiさんの「はなこを亡くしたときのような後悔は一切ありません。」
て言葉にほっとしています。
私の方は更新全然できてませんが、元気にしてます。
近々更新するはず… です。
by cinnamon (2007-08-02 18:00) 

パンドラ

mayumiさん、お知らせありがとうございました。
長老のココちゃん、mayumiさんたちご家族に
充分介護させてくれて、
きちんとお別れの儀式をさせてくれたんですね。
偉いねぇ~~ココちゃん。

ステキな先生を探す努力をされたmayumiさんにも
「ナイス ( ̄一* ̄)b」です。
17年、ともに暮らした家族の姿が消えて、
どんなにか、お寂しいこととお察しします。
少しづつ、元気を取り戻されますように。。。
by パンドラ (2007-08-03 22:49) 

南雲しのぶ

お久しぶりです。
mayumiさんご家族の対応には心から敬服します。
なかなか、最期まで看取らない飼い主が多くなってきた中で飼い主としての責任を全うされていらっしゃる。
ココちゃんのご冥福をお祈りするとともに哀悼の意を表します。
by 南雲しのぶ (2007-08-07 08:37) 

mayumi

>キン太さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。

まさかあのまま逝ってしまうなんて思っていなかったので
誰も呼ばなかったんですよ。

ココちゃん頑張ってくれました。
大往生ですよね。


>バンマスさん
コメントありがとうございます。

天寿を堂々と全うしたと思っています。
こんなに強い子だったなんて今更ながらに驚いています。


>ゆうさん
コメントありがとうございます。

心の中で生き続けますね。
ダンナと一緒になってココはその3/4近くを一緒に暮らして来ました。
ココの目から見てもいろいろな事があったと思います。
一緒に暮らしていた後輩の仲間達を一緒に見送ってくれ
その度に私たちが後悔で泣いていたのも知っていると思います。
くーちゃんをを亡くしてから夜中に一人で泣いていた私を
慰めてくれたのが今でも忘れられません。

「こんなものよ」って笑っているかもしれませんね、ココちゃん。



>ももさん
コメントありがとうございます。

本当に十分でした。
途中までココの復活があると心のどこかにあったので
しっかり面倒を見なくてはいけないと思っていました。

でも、先生に「ここまで黄疸が出たら若い猫でも大変」と言われ
おしっこが出なくなった時点で復活は無いかもしれないと思い始めました。
「もう、無理しないで・・・」って言葉は最後まで使いたくなかったけど
最後の日はとうとう言ってしまいました。
ココには感謝でいっぱいです。
「ありがとう」と見送れた事に・・・。

ココは十分化け猫ちゃんですね、とっても可愛らしい化け猫ちゃんだけど。


>のぶさん
読んでくれてありがとうございます。


>cinnamonさん
こちらこそご無沙汰しています。
コメントありがとうございます。

家族一丸となってココの事を考えた一週間でもありました。
先生の「点滴をやめて・・・」と言う言葉にも
それぞれの思いを話し合いました。
そのおかげかココの亡骸を前にして誰も「ごめんね」とは言いませんでした。
「ありがとう」「よく頑張ったね」「偉かったね」と。

経験したことがある人はよくわかると思うのですが
亡くなったあと目を閉じさせるのって本当に難しいのに
次女が一生懸命閉じさせてくれて
翌日、帰宅した長女がココを抱いたときはまるで
眠っているようだったんです。

私も更新ゆっくりですので
cinnamonさんの更新もゆっくり待っています。


>パンドラさん

コメントありがとうございます。
ココはあんなに弱弱しい感じのおばあちゃん猫だったのに
どこにあんな生命力が潜んでいたんでしょう。

亡くなった翌日先生にお礼に伺ったのですが
診療中だったので言付けをお願いし帰りましたが
車をバックさせてるために後ろを振り向いたら
先生といつも見てくれた看護師さんが立っていてびっくりしました。

良い先生に巡り合えました。
これもココちゃんが遺してくれたものの一つかもしれませんね。

後悔は無いけど寂しいですね・・・。
うちはココとどん君は所定の位置に静かに座ってごっはんを催促し
さんとえなりはうるさく鳴きわめくのですが
所定の位置にはどん君しかいないのです。


>南雲しのぶさん
ご無沙汰しています、コメントありがとうございます。

最後まで看取るのは本当に辛いんです。
次女が亡くなったココを撫でながら
「飯くれ~」と騒いでいる他の猫たちを見て
「だから動物を飼うのはイヤ、何回もこんな気持ちにはなりたくない」っ
て言いました。
確かにその通りでもあるんですよね・・・。

でも縁あって家族になったからやっぱ最後まで一緒にいたいと思います。
by mayumi (2007-08-07 21:59) 

猫ふみふみ

ココちゃん、お疲れ様でした。
mayumiさんも最後までよく頑張りましたね。
私も絶対先に逝ってしまうのがわかっているのに、
一緒に暮らすことは止められません。
うちの子たちもあと何年一緒にいてくれるんだろう?
願わくば、う~んと先であって欲しいです。
by 猫ふみふみ (2007-08-09 09:45) 

mayumi

>猫ふみふみさん
コメントありがとうございます。

あまりにも静かな旅立ちだったので
枕もとに寝ているとは言えもしかしたら寝入っていたら気付かなかった
かもしれません。
一週間手元に置いて気付かないまま逝かれてしまったら
後悔が生まれていたかもしれないのに
ココちゃんはその後悔さえも残さないように
旅立ってくれたのかもしれません。

こんな胸が張り裂けそうな思いをするのがわかっているのに
それでも一緒に暮らして行きたいと思うのは何故でしょう?
by mayumi (2007-08-11 00:01) 

女王猫

姐さん、お久しぶり~やけど。。うん、そうやねココちゃんは天寿を全うしたんやもんね!また、そうしてあげれたんやもんね!だからお見送りは寂しいけれど、悲しいばっかはあかんやんね、あたしもそう思うよ~
ほんまにそうおもえるから~!
ココちゃんのご冥福を心より祈っています。
ナイスがココちゃんのお気に入りのおもちゃやらまたたびやらに変換されますように・・神様お願いします
by 女王猫 (2007-08-16 02:25) 

mayumi

>まるちゃん
読んでくれてありがとう。
ココは本当に穏やかに旅立って行きました。
大往生でしたよ。

>女王猫さん
ご無沙汰したままでごめんなさい。

「ココいな~い」って探し回ることも良くあって
本人は居心地の良いところで良く寝ていただけなんだけれど。
探し回ると以外なところで寝ていて
「あらっ・・・ココちゃんこんなところにいたの」って感じ。
今もそんな感じです。

最後にココのお気に入りの物を・・・って思ったんだけど
ココたらおもちゃで遊ぶこともなかったので
元気になったら食べさせようと思っていたごはんと
たくさんのお花と一緒に天国へ行ってもらいました。

最近は歳も歳なので覚悟はしていたものの
いざとなるとその覚悟も何所かに飛んで行っちゃった。
でも、看病しているうちにまた覚悟が少しづつ出来て来たので
案外冷静に事実を受け止めることが出来たの。
by mayumi (2007-08-25 00:39) 

まるちゃん

mayumiさん  ご無沙汰してます。
ココちゃんの立派な最後を読ませてもらいました。
うちの子たちもいずれは別れが必ず来るけどもその子の人生をまっとうできたご褒美の言葉と感謝の言葉を掛けてあげたいと思ってます。
 
ココちゃんのご冥福をお祈りします。
by まるちゃん (2007-09-23 11:36) 

mayumi

>まるちゃん
こんばんは。
お返事遅くなってごめんなさい。

ココちゃんあっぱれな最期だったでしょう?
こんな気持ちで送れたことココに感謝でいっぱいです。

あのあと長女と私、同じ日にココの夢を見ました。
私の夢は最後に見た上半身だけ箱座りしていた時の姿です。
あの時のように振り向きました。
でもその顔はとても穏やかな顔でした。
長女と「本当のお別れに来たんだね」と話しました。

今頃天国で先に逝った仲間やお父さん、お母さんと遊んでいるかもね。
by mayumi (2007-10-08 22:32) 

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